仕事(特に人事関連)で困ったことがありChatGPTに相談したら、「社労士に相談することをおすすめします」と言われたことはありませんか? または、解決方法を検索していて「社労士」という言葉を初めて知ったという方もいらっしゃるかもしれません。
「社労士(正式には社会保険労務士)」と言われても、正直なところピンと来ないですよね。税理士や弁護士と何が違うのか。50人、いや10人ほどの小さな会社でも相談していいのか。たくさん疑問があると思います。
この記事では「社労士とは何か」を、できるだけやさしく説明していきます。
もし今の段階で「直接話を聞いた方が早そうだなぁ」と思われる方は、ぜひ問い合わせフォームからご連絡ください。社労士とは何か、何ができるのか、今後どうしたらいいのか、ざっくばらんにお話しましょう!
▼弊所打合せスペースです。

社労士は「人を雇うときのルール」の専門家
お店や会社で、たった一人でもスタッフを雇うと、いろいろな「やること」が発生します。
- 給料を、残業や深夜の割増も含めて正しく計算する
- 入社・退社のたびに、社会保険や雇用保険の手続きをする
- 有給休暇を、ルール通りに取らせる
- 「働くときのルール」を書面にしておく
これらはすべて法律で決まっていて、間違えるとスタッフとのトラブルや、国からの指摘につながることもあります。かといって、社長や店長が本業の合間にこなすには、正直かなり大変です。そこで頼れるのが、この分野の専門家である「社労士」です。
税理士や弁護士など、人に関わる専門家はたくさんありますが、まず一番シンプルな理解としてはこんな感じだと思います。
- 税理士:お金の専門家(決算、確定申告、節税)
- 弁護士:法律トラブル全般の専門家(訴訟、契約書の法的チェックなど)
- 社労士:人の専門家(雇う、働かせる、辞めてもらう、に関わること全部)
「税理士に給与計算まで頼んでいるから大丈夫」という会社も多いのですが、社会保険の手続きや就業規則づくり、スタッフとのもめごとの相談は、実は税理士の専門外です。ここが社労士の出番になります。
社労士は何をしてくれる?
社労士の仕事は、大きく3種類に分けられます。
① 手続きの代行
従業員の入社・退社のたびに発生する、社会保険や雇用保険の加入・脱退の手続きです。この手続きの代行は、社労士の専門分野です。(会社ご自身で手続きをするのは、もちろん問題ありません)。ご希望によっては、毎月の給与計算も引き受けています。
② 書類の作成
就業規則、36協定(残業をさせるために必要な届出)、雇用契約書など、人を雇う際に必要な書類の作成です。テンプレートをそのまま使っている会社も多いですが、実際の働き方と中身が合っていないと、いざという時にトラブルの元になります。
③ 相談・コンサルティング
「こういう場合、どう対応すればいいか」という相談対応です。ハラスメントが起きたときの相談・対応の仕組みづくりや、助成金の活用提案など、手続き以外の”考える”部分もここに含まれます。
よくある相談例
「何がわからないのかも、まだわからない」という段階の相談から、「困りごとがはっきりしている」相談まで、よくある例を挙げてみます。
【まだ困りごとがはっきりしていない段階】
- そもそも就業規則って何? うちに必要なの?
「名前は聞いたことがあるけど、作った記憶がない」「何を書くものかもよくわからない」という相談です。実は従業員が10名を超えると作成と届出が必要になるので、知らないうちに対象になっているケースは珍しくありません。 - 勤怠管理って、具体的に何をすればいいの?
出勤簿やタイムカードがなく、「みんな9時くらいに来て、だいたい18時くらいに帰る」という運用のまま、という場合です。従業員の働いた時間を会社が把握して記録しておくことは決まりになっていて、給料の計算の土台にもなるため、「何から始めればいいか」という相談をよくいただきます。 - 給料の計算、今のやり方で合ってる? 誰にも確認できていない
長年の慣れでやってきたので間違っている自覚はない。でも、合っているかと聞かれると自信がない。そんな状態のまま、確認してくれる相手がいなくて不安というご相談もあります。 - バイトやパートにも保険や有給って必要なの?
「正社員だけの話だと思っていた」という方実はとても多いです。働く時間や日数によっては、アルバイトでも社会保険への加入や有給休暇の付与が必要になります。 - 社労士に相談したいけど、何から話せばいいかわからない
まさにこの状態の方が一番多いです。「困っていること」が整理できていなくても、今のやり方をそのまま話していただければ、そこから一緒に整理できます。
【困りごとが見えてきた段階】
- 就業規則、創業当時のまま放置している
従業員10名以上になると作成・届出が法律上の義務になりますが、「作ったきり見直していない」というご相談をいただきます。テレワークや副業のルールが抜けていることもあり、トラブルに対応できないという場面も多いです。 - 固定残業代(みなし残業)の設定が曖昧
「基本給に残業代込み」という説明だけで運用していて、実際の残業時間と合っていない。これは後から未払いの残業代を請求されるリスクが高いポイントです。 - 有給休暇の管理がバラバラ
入社日ごとに付与日数を手計算している、消化状況を誰も把握していない、といった状態です。年5日は必ず休ませる決まりができてから、ここの管理が不十分だと、国から指摘を受ける可能性があります。 - 休職・復職の対応に不慣れ
メンタル不調などで休職者が出た際、復職の判断基準や手続きが決まっておらず、都度手探りで対応している、という会社が増えています。 - 採用が増えて、手続きが回らなくなってきた
入退社の手続きは1件ずつは大したことがなくても、人数が増えると担当者の負担が増え業務に支障が出ている、といったことも多いです。
これらの悩みに対して、社労士は主にこんな形で力になります。
- 「これで合ってる?」という不安 → 法律に沿っているか、第三者の目で確認できる
- 「ルールがない、古いまま」 → 実際の働き方に合った就業規則や契約書に整えられる
- 「手続きが回らない」 → 代行や、回る仕組みづくりを任せられる
どうでしょうか。「社労士」について少しでもイメージできましたでしょうか。
初めて相談するとき、何を聞かれる?
社労士に相談するのが初めてだと、「何を話せばいいんだろう」と身構えてしまいますよね。実際には、最初にたずねられるのは、たとえばこんなことです。
- 従業員は何人くらいいるか(パート・アルバイトも含めて)
- 今、給料の計算や手続きをどうしているか
- 気になっていること、困っていること
うまく説明できなくても大丈夫です。今のやり方をそのまま話していただければ、そこから一緒に整理します。相談だけで終わっても問題ありません。
もし「一度話を聞いてみたい」と思ったら、お気軽にご連絡ください。



